医院名:医療法人真理恵会 田中彰クリニック 
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コラム

2019.10.04

2012年1月 閉経の頃は人生の折り返し点

あけましておめでとうございます。
私が研修医だった30年以上昔の頃は日本人の閉経年齢は「42歳」くらいでした。それが、あっという間に「45歳」と説明を変更しなくてはならなくなったかと思うまもなく「48歳」という説明になりました、でもそれもまた変更され今では「51~53歳」くらいになっています。閉経の時期には皆さんが良く相談に来られる更年期障害の症状を起こしていることも多いです。更年期障害に対してはほかの生活習慣病からくる症状と混じっていることもあるのでそれを鑑別診断しつつ、ホルモン補充療法(HRT)や漢方による治療、あるいはよく医師とお話するだけでも改善することが多いです。その際、更年期障害で受診された方は「もう年だから仕方ないと思ってます」とか非常にネガティブなことをおっしゃる方も多いです。
日本人女性の平均寿命は80歳を越えています。物心がしっかりつくのはやはり中学生くらいからですよね・・・ですので50歳から13年引いて、37年間:これが物心ついてから閉経までの年数。そして50歳に37年足して87歳で平均寿命となると、ざっくりした計算が出来ます。つまり閉経期の年齢は人生のちょうど折り返し点となります。したがって閉経以降の人生はスゴく長いので、その生活のQOL(quality of life)が更年期障害で下がるなら治療を考えるのもよいかと思います。決して女性の閉経は「もう年・・・」ではありません。
 なお、良くこれを読んでくださる当院の患者様から字が小さいといわれ今回は簡潔にして字数減らしてみました(決して、今回の内容の対象者の年齢を考慮して文字を大きくさせたわけではありません)。

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