いったい何のことかというと・・・月経の傾向です。
よく40歳代後半から50歳代にかけての女性の方が、月経不順になって「もう更年期ですか?」ということでおいでになります。更年期障害は女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストラジオール)が減少することによって起こるもので、時期としては閉経もしくは閉経間近をさします。したがって、しっかり月経があった場合は更年期障害ではありません。
今回のテーマは月経不順のことですが、色々な病気(高プロラクチン血症とか甲状腺疾患とか)によって起こるものとは別に「年齢に伴っての変化」の月経不順です。
大体、40歳代後半からの「3年弱」が小中学生の「1年」くらいに相当します。どういうことかというと計算しやすいように仮に初潮が12歳だったとし閉経が52歳だったとすると、12歳から1年たった13歳当時の月経不順と52歳から3年引いた49歳当時の月経不順は似ています。同様に初潮から2年目の14歳頃の月経パターンと閉経から6年引いた46歳頃の月経パターンは似ています。ですので、100歳くらいのおばあちゃまが「赤ちゃん帰り」するのと似ていて、40歳代後半からの月経周期の変動は年齢的変化なので仕方がありません。ただ、調整は自由に効きますが。
40歳代後半からの月経不順が起こってきたら「3年に1歳ずつ」若返っていっていると思うといいかな?と思っています。ご自身がセーラー服を着たり、赤いランドセルを背負っていた頃、経血の扱いにまだ不慣れで「ママ~!大変!どうしよう!」なんて言ってた頃の若い自分にもどっていっていると考えるのもいいのかな?と思います。
2019.10.04