人間ドックで子宮頚癌検査を受けると自費診療であるため目的の行為しかしません。子宮頚部細胞診検査といわれていると子宮頚管ポリープがあっても説明はのみで切除してくれません。
子宮頚管ポリープは子宮の出口で膣の奥に位置します。取ること自体は痛みも全くなく特別なことではありません。排卵の頃に子宮頚管粘液を出すために子宮頚管内は若干イボイボしていて、それが子宮口からはみだして顔を出している状態のものがほとんどです。そのため、胃とか腸とかにできるポリープと異なって、悪性である可能性は非常に低いです。でも、子宮頚管ポリープを切除して病理検査に出すと、やはり、癌の方もいます。
もし、人間ドックで頚管ポリープといわれたのであれば、必ず切除のためクリニックにいかれることをおすすめします。人間ドックとクリニックで、2回内診台に乗るのが嫌な方も多く、内診台が1回で済むクリニックにおいでになって、その切除と癌検診は同時に行なうことを選択される方も多いです。切除は保険適応ですが手術の扱いになるのと必ず病理検査に出すのでその処置のみで約6000円(健康保険3割自己負担の場合)ほどかかります。結構高額なのです。
でも、稀とは言え、頚管ポリープのみから発生する癌もあるので当院では必ず説明して切除するようにしています。
2019.10.04