いつもの健康な状態を、最小限の検査・治療で取り戻す
また、通院回数が少なくて済む方法を模索しつつ、それをご提示させていただき診療してまいります。もちろん、ご本人・ご家族の意向を十分ふまえた上で行うことが大原則です。
患者様の心身状況のみならず社会的状況を診て治療方針を提供する
豊富な知識と非常に柔軟な考え方で患者様の状況をふまえて診てまいります。
たとえば、子宮筋腫が発見された場合「今後お子様をほしい方」や「そうではない方」、筋腫の治療に「時間が絶対に割けない方」や「時間はかかっても外科的療法を望まれない方」など、それぞれ全く方針が異なります。つまり、同じ診断名で同じ病態でも決して治療方法はひとつではありません。
かゆいところに手が届く診療
何を知りたくて、何を解決したくて来院されたかを十分にお伺いし、理解した上で診察してまいります。
当院で、できるだけすべての答えを得てください。きっと答えは見つかります。
自分の病気・状態を理解してください
皆さんのご病気や状態について、何度でもわかりやすく、ご説明させていただきます。カルテ開示は当然おこなっています。検査結果は採血結果・超音波検査すべて提供させていただいています。
自分自身のことはご自身が知っていただくのが一番なのです。これによって無意味な不安から解放され、必要な治療には前向きになれると考えています。
説明なしで何事も行うことは原則ありません
医学用語とその数字だけをならべて、それをインフォームド・コンセントと称する診療は行いません。
十分な説明と納得が得られた状態で診療を行ってまいります。
プライバシーの保護
プライバシーの保護には十分な配慮をしております。紙ベースでの資料をできるだけ残さないためにも、電子カルテといたしました。また、問診票の記入は待合室ではなく、完全な個室で行います。不安なことがらを誰の目も気にせず、ご記入ください。内診室も電磁ロックでロックアウトしております。
また、キッズルームもご用意しておりますので、お子様とご一緒でもお子様が自由にできる環境を用意しています。
妊娠中の方、不妊症の方、更年期の方、その他の方などなど、ある意味、対極にある状況の方がお互いに遠慮されずにすむ環境を提供できるように配慮しております。
また、予約システムも待合室での人との接触時間を少しでも少なくするための配慮です。緊急時は当然予約不要です。ただし、初診の方は診察にかかる時間が大幅に異なることがあるため、直接クリニックにお電話いただき、ご予約下さい。(045-914-6560)
将来をみすえた治療方針を提供いたします
たとえば、ティーンエージャーの方の不正性器出血などの場合、ただホルモン剤などで出血を止めるだけではなく、その異常出血の原因をしらべ、そのことが将来にいかに影響するかを考えて診察いたします。
実際に排卵がちゃんとある方なのかそうではないのかなど、潜在的な不妊症の把握をすることも重要となります。したがって、ただホルモン剤で止血して終了という診療は基本的に行っておりません。
夜間も深夜も365日24時間、かかりつけの方は対応・診察いたします
日赤病院時代、痛感したのは横浜市には産婦人科専門の救急システムが無いことです。医療施設同士での紹介するシステムはありますが、患者様自身が直接、受診する方法はありません(私は横浜市母児二次救急システムを構築するときの委員の一人でした)。個人個人で捜すしかないのです。
そのため、かかりつけのつもりでいたクリニックに具合が悪くなって電話すると、たまたま昼休みに重なったがため、真昼間にもかかわらずテープ音声が流れてしまったという経験をされたことがある方もいらっしゃると思います。(つまり外来診療中という時間以外はすべて音信不通となり、まるでどこにもかかりつけのクリニックのない方と同じように、診療難民になってしまいます。)
そこで当院では昼休み時間はスタッフが、それ以外の時間帯は院長が電話対応を24時間行っています。
あなたの最良の相談相手はご家族です
あなたの絶対の味方はご家族です。でも、相談するにしてもその情報源があなたからの説明だけでは不十分です。当院ではご本人が希望される場合は特別に時間枠を十分取ってカンファレンスルームにて、あなたのご都合のいい時間にご家族の方にも十分理解できるようにご説明させていただいております。ご家族も十分な情報を得ることであなたと同じ気持ち、また、良き相談相手になっていただけると考えています。
ブライダルチェック
ご結婚される際、エステなど色々と準備をされるかと思います。そのスケジュールの中に当院への受診も入れましょう。
「これからのこと」に対して「大丈夫」と確認できるだけでも非常に安心です。そしてその際、重要であるのは、各自でブライダルチェック内容が異なる点です。ただ、がん検診と超音波検査をして、通り一辺倒の膣細菌検査をしたり性病の検査をするだけでは答えにならない方もいます。
月経不順が著明であるとか、PMSがメインであるとか、親戚や友達にある特定の疾患があってそれが気になるとかいう方であれば、その特定の疾患があるのかないのかをみなければ答えになりません。さらに具体的に言うと、結婚前に結婚相手でない方からクラミジアをうつされたことがあるとか、結婚相手ではない方との間での妊娠で中絶手術をしたことがある場合、卵管の通過性の検査もブライダルチェックに入ります。妊娠中にかかると困る疾患に接する可能性のある職種(例えば、看護師・薬剤師・介護士・保育士など)だった場合、その抵抗力を検査する必要があります。これもブライダルチェックに相当します。それらについて個別にお話しして検査内容を決めていきます。
大切な日
ご結婚、受験、旅行などが月経と重なるのはちょっと大変です。「大切な日」の約2ヶ月前においでくだされば、確実に月経と大切な日とをずらせます。
当院では月経をずらす薬を飲みながら大切な日を迎えるのではなく、前もってずらすことが重要だと考えています。今まで、スポーツ選手などの月経のコントロールを任されてきた経験から、大切な日は「ドラッグフリー」が原則です。しかし、予定が急に決まってしまったときは、まれに起こる吐き気などの副作用にもすべて対応策を講じた上で、きちんと処方いたします。
予防接種
受験・妊娠の時、インフルエンザへの対策は大丈夫ですか?
大切な時、家族も元気でないといけません。本人だけでなくご家族も当院で予防接種を受けることをおすすめします。特に、妊娠中の方は産婦人科クリニックでチメロサールフリーの予防接種をされる方が安心です。
また、最近、問題となっているのが風疹です。風疹の抗体価(やっつける力)がある程度あったにもかかわらず、妊娠中に上の子供が風疹になって看病していたら、おなかの中の赤ちゃんが先天性風疹症候群になってしまったという報告があります。産褥期、または、ブライダルチェックなどの時にでも風疹の予防接種の相談をしてください。当院は横浜市予防接種の協力機関です。
緊急避妊ピル
緊急避妊ピルは1回のみ1錠のみのお薬を処方しています。お薬代が8000円(消費税別)で別途診察代金がかかります。
効果のほどは75~95%というのが実情です(残念ながら前もって低用量ピルなりミレーナなりを使用されているものとは比較にはなりません)。しかしながら放置されているものと比べれば妊娠を避けられる効果はしっかりあります。
人工妊娠中絶術
妊娠の継続が不可能な方は、ご本人のお気持ちとお身体に十分配慮しながら母体保護法の適応をさせていただきます。当院は母体保護法指定医です。
気管支喘息がなくそのほか大きな疾患がなく、妊娠10週以前の方の手術を日帰りで実施しています。
手術の経緯としては、朝10時半に来ていただき(子宮口開大操作のため軟らかいスポンジ状のラミセルを使用します)、午後1時ころから5分間の手術です(吸引法をメインにて行います)。痛みはほぼありません。帰宅は午後5時前となっています。
子宮口を広げる操作をしつつ帰宅させることはしません。当院では子宮口を広げる操作そのものがすでに手術行為と考えていますので安全を第一に考えていますので1日で行っています。手術前日も翌日も仕事を含めほぼ普通の生活が行えます。
セカンドオピニオン
大学病院・日赤病院時代より、セカンドオピニオンを依頼されることが多く、中立的にご説明させていただき、私の医学的意見を述べています。時にはサード、フォース・オピニオンのこともありましたので、どのような内容の相談も受け付けます。
できれば今までの医療情報をお持ちの上おいでください。仮に情報が無くても、あなたの相談内容にあわせて、セカンドオピニオン外来を行います。
逆にわたくしのクリニック受診中の方も遠慮されず、他院でセカンドオピニオンをお聴きになりたい場合は資料を提供いたします。