医院名:医療法人真理恵会 田中彰クリニック 
住所:〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区 中川中央1-37-9 TNKビル2F 
電話番号:045-914-6560

ピル

緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)

性交時避妊を失敗した時の最終処置方法です。
性交後72時間以内の内服が必要です。効果はばらつきのある報告が多く、避妊できる効果は75~95%と考えられています。当然、低用量ピル(OC)をきちんと内服していた場合と比較すると、明らかに妊娠してしまう可能性は高くなっています。でも、そのまま放置すると妊娠する可能性がもっともっと高くなるので、妊娠をしてしまったら中絶を絶対に選択すると決まっている場合は服用された方がいいです。妊娠したら産むかも、というのなら服用しないようにお話ししています。
服用するものは当院ではレボノルゲストレル錠1.5mgを処方しています。薬剤代金だけでいうと8000円(税別)となっています。

低用量ピル(OC)

低用量ピルは大きく分けると保険薬と自費のものに分かれます。基本的には同じものですが目的が異なります。自費のOCは避妊をベースに考えていますので99%避妊できます。排卵を起こさないためPMSも解消されることが多いです。排卵日以降にできるタイプのニキビを解消することが多いです。子宮内膜は薄くなるためその剥離現象である月経は軽くなり、月経量減少・月経痛緩和となります。
保険薬のOCは機能性月経困難症の治療薬という形ですので、月経痛の緩和と月経量の減少が可能です。ただし、保険薬の中には排卵を止められないくらい超低用量(排卵を止められるほどの薬成分が入っていない)にしてあるものもあり、名前が似ていても避妊は保証されていまいものがあるのには注意が必要です。
両者ともに、血栓症の副作用があります(そのため血栓症の定期検査が必要です)。また連日薬を飲まないといけないので薬を飲むのを忘れるような方には不向きです。自費の場合はコストがそれなりにかかります。
当院ではOCは現在6種類おいていますので、以前お使いになられていたものが必要であれば、それに相当したものを処方可能です。保険薬のものは院外処方しますのですべて処方可能です。
予定の月経をずらすのには、中用量ピルよりもOCの方が副作用が少ないので、ずらしたい予定の2か月前に来ていただけるとOCの方で管理できることが多いです。大学入試などの月経回避であるなら、8月くらいにおいで下さる方が安全です。8月、9月に内服することで吐き気などの副作用の有無を確認できるからです。前もって確認せず、ぎりぎりですと飲んでみて気持ち悪くならないかどうかの出たとこ勝負になるので、入試時に利用するのはちょっと怖いです。
とにかく血栓症の生命リスクが伴うのが一番の難点です。

tel.045-914-6560
一番上に戻る